カッコー、カッコーとその名もカッコウの声で朝方起こされることもあるこの時期は畑作業の最盛期です。誘引、摘芯、そして10数日おきの防除消毒作業と、週間天気予報と睨めっこの毎日です。そんな畑作業の合間を縫って今月は2020ヒクモ･ルージュ ピノ･ノワール＆MBAの樽出し、瓶詰作業をすることができました。「樽出しのタイミングはテイスティングにテイスティングを重ね、五感を駆使して決めます」なんて言えればメディア受けするのでしょうけど「今週瓶詰作業入れてもいいでしょうか？」とお伺いを立てるのが現実です。
このヒクモ･ルージュのピノ主体のブレンドは2015ヴィンテージ以来で5年ぶりとなります。ピノ･ノワール王国余市から山梨に来たあっくんとピノについて話す中でそのブレンドスタイルを再認識し試験をしてみて実現しました。味わいはピノ由来、香は最初ＭＢＡ（ＭＣ仕込みのクサカベンヌ）の香が優勢ですが時間を置けば魅惑的に変化しそうな感じです。冷やしめで夏にも良さそうなワインに仕上がりました。リリースをお楽しみに！！！
写真は2樽分622本のワインと会社に飛んできたカッコウ。