旭洋酒のテーマ

2021年5月30日

2年くらい前に安いキーボードを買って30年数年ぶりに鍵盤をたたきました。ブドウ栽培を始めて最初の頃、剪定の切り残しが気になって手袋をしないでノコギリを使った時、滑って左手の人差し指の下辺りををザザッとやり8針縫う大怪我をして、その時「ああもうピアニストにはなれないな」とふとよぎったを覚えています。実際しばらく指がこわばっていましたが、そもそもピアノは高校受験の頃にやめていて、その後ずっと実家のマンションにあったのですが、父が体の自由が利かなくなって介護ベットを入れるという時に何の連絡もなく処分されてしまいました。それまで何度か引き取りたいと思ってはいたものの、マンションの8階からクレーンで下して山梨まで運んで、というのが面倒で延ばし延ばしにしてしまっていたので自業自得なのでした。

30年ぶりに楽器が弾きたくなったのは工藤冬里さんのマヘル シャラル ハシュバズにその数年前に出会ったのが大きいです。ライブごとに参加者を募るスタイルでやっていてSNSで楽譜が出たりするので自分も弾いてみたくなったのでしょうか(その時の気持ちはあまりよく覚えていません)。キーボードを買ってからは思いついたフレーズを弾いてみたりしていたのですが、コロナになって鬱々しているときにこの曲のメインの平凡なメロディーが頭から離れなくなり、継ぎ足し継ぎ足しをしてまとまったものにしたいとの欲求が高まって一気に作りました。そうするとそのキーボードでは物足りなくなり、去年のクリスマス頃にはヤマハの音楽教室で生のピアノで弾いてみました。ものすごく重くて、音が大きくってびっくりしました。本物のピアノは買えないので年が明けてからローンで電子ピアノを買いました。

楽譜がすらすら書けないので記録を残すために録音しましたが、USBに録れるというので楽ちんかと思ったらかなり不安定で、途中で切れてしまうのです。繰り返しやっていると熱をもってもっと調子が悪くなります。知り合いのその筋の方に聞いたり、ヤマハにも問い合わせたけど原因は分からず、オーディオインターフェースに繋げばいいのでしょうが、そこまで本格的にやる気もなく…それでこの曲は長いので最後まで録れたのはこの演奏一回だけでした。下手ですが、最初から何となく、旭洋酒のテーマ曲というイメージで作ったのでどこかで発表したいとは思っていました。

はあ長くなりました。ブログブログ。私は普段SNS担当なので、こちらはそれほど頻繁に更新しないと思いますが、せっかく一応個人のブログなので趣味の部屋的な感じで、許される範囲内でやっていきたいと思います。どうぞ末永く宜しくお願いします。