ワイナリーについて

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2001年、山梨市の住宅街にひっそりとあるブドウ農家の共同醸造所が、免許と設備ごと売りに出されました。戦前からこの地で、主に自家用ワインを醸造してきましたが、ブドウ農家の減少と醸造家の高齢化を理由に組合の解散が決まったのです。幾人かの事業家らが我こそはと挙手しましたが、運命を味方につけ経営権を獲得したのは、最も経済力の乏しい30歳そこそこの私たち夫婦でした。

philosophy

ワイナリーの工場

「よいワインとは何か」

「自分らしさとは何か」

この二つはセットで、私たちの日々のワインづくりにおける諸々の判断の素地として、個人の内面に横たわっている基本的な問いです。これらの問いは、解決を目的とした、一つの正解しかもたないような問いではなく、常に自問自答することで目前の事柄との関わり方を方向づけていくような、答えではなく、問う事自体に意味があるような問いです。

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