化学は必須になる、体育は勝手に伸びる

2022年2月10日

ここ数年、日本語で読めるワイン造りに関する書籍も増え、気になっていた情報が手に入りやすくなりつつあり、いつもありがたい限りです。
酒類総研から先月出たばかりの手引書も届いたので、これからじっくりと通読しようと思っています。
かなり有名な本の翻訳みたいですね。

ただ、いつもこういった書籍を読んでいると思うのですが、ワインを含めたお酒造りのことって化学の話が満載なんですよね。
私自身は7年前に酒類業界に入るまでずっと文系専攻だったこともあって、酒造りの話を聞いてもほとんど意味がわからなっかたんですよね。
特に化学式は致命的に分からなくて、中学・高校と化学をさぼるなよと昔の自分に言いたいくらいでした。

そして酒造りの作業をしているときに、一目理系っぽいなと思うのが分析作業です。
日本酒蔵に入って間もなく造りの責任者である杜氏からアルコール分析を教わったのですが、本当に冗談でもなく全く自分が何を教わってるのかわからなかったんですよね。
その後、頭上にクエスチョンマークが大量についた私に辛抱強く教えてくださった杜氏や多くの先輩方には今も感謝しかありません。

この会社に来てからはありがたいことに結構色々な分析作業を担当させていただいてます。
それでも、今も薬品類や機器などの理科で使うような単語にはかなり疎い自覚があるので、もう少し自分にとって身近なものにしたいなと思っています。

ちなみになんですが、酒類業界に入って以来、学校の成績を仮に今つけるとしたら伸びたのは間違いなく体育(特にパワー系)だと思います。
こればっかりは普通にこの仕事してたら絶対に伸びるので、体力つけたい人にはかなりおすすめです。