誘引は続く

今日こそ久しぶりの雨が降っていますが、最近は好天が続いてるので毎日朝から畑に出て作業ができています。
正直これは想定外で、本州に来る前はこの時期もっともっと雨が多いと予測していました。
でもこんなに雨が少ないのは山梨では近年稀みたいで、今のところブドウにとって結構良い年になってるようです。
たぶんそんな上手くはいかないと思いますが、あわよくばこの調子が続いてほしいですね。

さて、そんな好天の中この一週間はひたすら誘引作業をしていたのですが、一文字短梢の誘引作業は一本一本の新梢ごとに巻きひげや通気性を良くするために葉を除いていきながら、水平にテープで止めていくので結構時間がかかります。
北海道では、垣根ですとブドウが上に向けて伸びる性質があるので誘引は結構さっと終わりますし、棚だと主力品種のナイアガラなどでは新梢が横に伸びてくのでテープで固定する必要がありません。
この辺の作業は、山梨の方が倍どころか3倍くらい手がかかる印象です。

ただ、かなり時間も手間もかかる誘引作業なのですが、仕事をした成果が分かりやすく目に見えるので、今日はここまで終わらすぞというやる気がすごいでるんです。
仕事を終えて、ふと頭上にアーチ状に続くブドウ棚を見ると、今日も仕事を終えたという達成感に浸れます。

さらに新梢が伸びて頭上が完全に覆われたらもっと美しい景色になるのも楽しみだし、もう暑いので日陰ができて涼しくなってくれることにとても期待しています。

誘引